【安曇野の病院→羽田空港】2026.3.3
この日、シンガポールから来日し、日本で治療を受けていた女性患者様が祖国へ帰る日を迎えました。
民間救急JPNは、14時に事務所を出発。
まずは穂高タウンホテルへ向かい、海外から派遣された看護師の方と合流しました。
その後、安曇野の病院へ向かいます。
患者様は、スキー事故で重篤な怪我を負われ、日本で治療を続けてこられました。
病院を出発する際には、スタッフの皆様が車両のそばまで見送りに来てくださり、車が見えなくなるまで手を振ってくださいました。
その温かなお見送りに、私たちも胸が熱くなりました。
車内では、看護師の方が丁寧にバイタルを確認し、お母様がそばで静かに寄り添われていました。
安全運転を心がけながら、落ち着いた状態で羽田空港を目指します。
移動の途中、車内に飾っていた桜をご覧になった患者様が、「本物?」と驚いたように笑顔を見せてくださいました。
写真を撮られるご様子からも、日本で過ごした時間のひとこまを大切に感じてくださっていることが伝わってきました。
途中のサービスエリアでは休憩を取り、車椅子での移動をサポートしながらひと息つきます。
患者様はお買い物も楽しまれ、お母様が買ってこられた焼き芋を囲んで、みんなで笑顔の時間を過ごしました。
長い移動の中にも、ほっと心が和らぐひとときが流れていました。
夜になり、羽田空港へ到着。
空港の車椅子へ移乗し、出発ロビーへ向かいます。
その先には、お父様とお姉様が待っていてくださいました。
再会の瞬間にこぼれた患者様の安堵の笑顔が、とても印象に残っています。
無事に受付カウンターまでお送りし、私たちの任務は完了しました。
患者様とご家族の皆様が、安心して帰国の途につけることを願いながら、その場を後にしました。
そして日付が変わった3月4日午前1時50分。
雪の降る中、民間救急JPNの事務所へ帰還しました。
長い一日ではありましたが、患者様、ご家族、医療スタッフ、看護師の方、そして私たち。
多くの人の思いがつながって、この搬送を無事に終えることができたのだと感じています。
患者様のこれからのご回復と、安心した日々を心よりお祈りしております。





